「ある医師の十か条」

「ある医師の十か条」

今回の内容は、治療家としても人間としても尊敬する山根悟DCから教えていただいた格言をご紹介します。

この格言は、山根DCが尊敬する、石川県で整形外科を開業されている、トリガーポイントで有名な加茂院長が「肝に銘じ日々の診療にあたっている」という「ドクターズルール10」です。

ドクターが実践している内容なので、我々とは若干食い違う面もありますが、とっても参考になりますので、私も肝に銘じています。

----------------------------------


死期を早めてはならない。
不必要に死期を延ばしてはいけない。
患者は死に至るまでの過程を大切にしてほしいと願っているのではないか。
安らかに死ぬのも医療のうち。


臨床的証拠がないからといって、病気が存在しないという証拠にはならない。
患者の訴えは正しいものである。
医学的にあり得ないと考えずに、訴えに耳を傾けること。
患者は全身で24時間、疾病と対決している。


あなたが診ようと診まいが、ほとんどの外来患者の病気が治癒するものである。
病人が治るのを邪魔しないのが良い医師である。


態度・言葉は、医師の有する最も重要な手段である。
その重要性を認識して、賢明な使い方が出来るようになりなさい。
医師は役者でなければならない。
相手、場合によって態度・言葉を変更する必要がある。


他のことをしながら患者の話を聞いてはならない。
患者が話している最中に病室から出てはならない。
患者は常に自分のことを百%関心を持ってほしいと願っている。
患者は病気の治療に来るとともに安心を求めに来る。
病院は安心を売る商売である。


患者を好きになる必要はないが、好きになれば役立つことことが多い。
親切にすることが最大の医療の補助になる。


痛みはいかなる時も速やかに止めること。
医療では完璧よりも急を尊ぶ場合が多い。

⑧あなたが病院で医師として仕事が出来るのは、多くの縁の下の力持ちの人達がいることを忘れてはならない。
夜間のナースからのコールは、医師に助けを求めていることを意味する。
早く助けてあげること。


投与薬は出来るだけ少数に絞ること。
量が増えれば、副作用の起る可能性は指数関数的に高くなる。
老人のほとんどは服用している薬を中止すると体調が良くなる。


全ての検査結果について、必ず患者名をチェックする習慣を身につけなさい。
検査結果が、違う患者のカルテに入っていることがしばしばある。
「その患者のものであることを確かめること。」

---------------------------------
↑ここまで

この教えはスゴイの一言です。

治療家として肝に銘じて、私もこの10か条を大事にしていきます。

すがはら筋整骨院